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★小沢氏秘書ら逮捕 岩手の民主、強気と不安
・小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる元秘書らの収支報告書虚偽記載事件で16日、
小沢氏の地元・岩手の民主党関係者には強気と不安が交錯した。他の政党からは小沢氏の説明を求める声が
相次いだ。
達増拓也岩手県知事は、逮捕の背景を「ゼネコン談合疑惑狙いの見込み捜査」と指摘。土地購入の原資を
ポケットマネーだと説明する小沢氏には「疑う理由はない。親から相続したとか、小沢さんなら4億円を
出せないことはない」と理解を示した。
小沢氏の幹事長続投には「当然だと思う。米国や中国と渡り合える政治家はほかにいない」と述べ、
「田中角栄さんや金丸信さんの政治とは決別し、クリーンな政治を貫いている」と訴えた。
小沢氏の説明責任をめぐる議論も「悪いことをしていなければ、いち早く説明する必要はない。長期化で
困るのは検察」と分析。小沢氏の趣味の囲碁になぞらえ、「相手が死に石を打ったときはほっておくもの」と語った。
民主党県連の工藤堅太郎代表も「官僚主導の政治を打破するには小沢さんが必要」と幹事長続投を歓迎した。
検察の捜査を「やり方が乱暴」と非難し、「報道も検察寄りになっていないか」と疑問を投げ掛けた。
ただ、党県連幹部の1人は「逮捕には動揺している。こうなる前に任意の事情聴取に応じてもよかったのでないか」と
不安を見せる。別の県連幹部は「どこまで捜査の手が伸びるのか見当がつかない」と心配顔だ。
他の政党関係者は、小沢氏の早急な説明が必要との考えで一致している。自民党県連の千葉伝幹事長は
「秘書が逮捕されているのに、知らぬ存ぜぬでは国民が納得できない。役職を辞任すべきだ」と主張。
共産党県委員会の斉藤信副委員長は「土地購入の原資がゼネコンのヤミ献金であれば、国会議員の資格に
かかわる」と話した。
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