10/01/17 16:22:59 0 BE:617257692-PLT(12556)
11分間の独演会だった。
民主党の小沢幹事長は16日午後の党大会で、予定していた議案報告を急きょ、あいさつに変更した。
うっすら笑みを浮かべて登壇し、新年のあいさつを始めたが、すぐ険しい表情に変わり、
「今までの経緯と今後の決意を申し上げたい」と事件について語り出した。
「与えられた職責を全力で果たしていくと同時に、こういう権力の行使の仕方について、
全面的に対決して参りたい」
演壇を両手でたたきながら、幹事長続投と検察との対決を宣言すると、神妙に聞き入っていた
国会議員らから「よーし」という声援や拍手が一斉にわいた。党のホームページにもすぐに、
「このあいさつは万雷の拍手で確認された」という文章が掲載された。
突然、議案報告を任された輿石東参院議員会長は、参院選の勝利を訴えるはずが、「衆院選」と
読み間違え、会場から指摘を受けた。小沢氏による式次第変更の「ツケ」を回された形の輿石氏は、
「ちょこっと斜め読みしただけだから……」と周囲にぼやくだけだった。
(中略)
しかし、実際には、小沢氏への不満は渦巻いている。特に参院選を控え、地方には懸念が強い。
党大会で小沢氏が続投を表明した際も、地方議員の席では「なんだ、辞めないのか」
「これで参院選どうするんだよ」というささやきが飛び交った。
「声を上げたくても上げられない空気になってしまった」
ある衆院議員も大会後、匿名を条件にこう語った。西松建設からの違法献金事件が表面化した昨年、
代表だった小沢氏に辞任を求めた議員が、政権交代の際の人事で冷遇されたことが頭をよぎったようだ。
圧倒的な力と周到な根回しで当面、党内の辞任論を封じ込めた小沢氏。しかし、
事件の展開と世論の動向次第で、風向きはがらりと変わるかもしれない。
(後略)
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/01/17[16:22:59] +*+*
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