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★小沢マネー:側近逮捕の衝撃/中 「あいさつなしか」 ゼネコンを威圧
・西松建設の元幹部は、東北地方の公共工事で現地の幹部が「談合の仕切り役」とされる鹿島東北支店の
担当役員にささやかれて身震いした様子を証言した。
「おたくは胆沢ダムいらないの? 怒ってるよ」。ささやかれた幹部は、どこが怒っているかはすぐ分かった。
小沢民主党幹事長の公設第1秘書、大久保隆規容疑者=公判中、16日に政治資金規正法違反容疑で逮捕=を
訪問し、平謝りしたという。
「小沢ダム」の別名は、その位置関係ゆえではむろんない。
元幹部は続けた。「大久保秘書はダムの工事業者を『うちにあいさつにも来ないですよね』と脅していた。あの
大きなダムが東京ではなく東北の談合で仕切りになったのも小沢事務所の力」。大久保秘書に平謝りしていなければ
約47億円分の工事を取れたかどうか。ただ、謝罪時に「持参品」があったのか、元幹部は記者には明らかにしなかった。
昨年12月18日の東京地裁。西松建設から違法献金を受けたとして、政治資金規正法違反に問われた大久保
秘書の初公判で検察側は冒頭陳述や鹿島の「談合の仕切り役」の調書読み上げで、東北地方での小沢事務所の
「ゼネコン支配」の一端を指摘した。「小沢事務所の意向が『天の声』として機能し、従わざるを得なくなっていった…」
「鹿島を通じた談合への決定的な影響を背景に、選挙の支援や多額の献金をゼネコンに要求してきた…」
(>>2-10につづく)
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