10/01/16 23:17:28 Xby6TkwC0
これは俺が小学生のときの話なんだが、
クラスに木村という在日の子がいたんだ。小学生でも事情が分かるから
クラスで少し浮いていたけど、俺は普通にクラスメートとして接していた。
ところがある日、木村と口論となって俺は「在日のくせに・・・」と
罵倒しちゃったんだ。
その後が大変。木村は教室で暴れて家に帰っちゃった。
事情を聞いた先生に俺の親父が呼び出され、木村の家へ行くことに。
木村の両親と俺の親父と先生がいる前で俺は謝ったよ。泣きながら。
涙で声が出なくなったところで俺の親父が
「木村君、ほんとうにごめんよ。
こいつも反省しているから許してやってくれないか。
木村君の立場については、おじさんから良く説明しておいたから」
木村も涙目で頷いたんだ。そしたら親父がもう一度
「それと、君の先祖が日本に密航してきたのは事実なんだよ。
釜山などの南のほうと済州島からすしづめで来日して
工場や土木業に従事して生計を立てていたんだ。
君は胸を張って生きてはいけないし、これからうそつきの在日と戦争しないといけない。
それでもがんばって日本に住むなら日本を愛するんだよ。
嘘だと思うならこれを読むといい」というと
父は書斎から持ってきた開高健『日本三文オペラ」』を渡した。
代わりに保坂祐二の『我が歴史独島』を渡された。
ハングルでいっぱいで読めなかったけど
翌日木村におもしろかったと言ったら
「きみは僕の友達。日本の良心だ」といわれた。
そしたら先生にも褒められた。先生も在日だった。