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★続投賛否民主大揺れ 『小沢さん説明を』
全国に衝撃が走った小沢一郎民主党幹事長元秘書らの逮捕から一夜明けた十六日の民
主党大会。幹事長職にとどまる意向の小沢氏は、時に余裕の笑みを浮かべながら姿を見
せた。続投を支持する強気の党幹部らとは対照的に、地方議員の間では有権者の怒りや
反発に不安が広がった。「小沢さんは説明すべきだ」。だんまりを決め込んだままの“
実力者”に、説明を求める声も強まった。
東京・永田町の全国町村会館ホールで、党大会の本会議に先立って開かれた地方代議
員会議。小沢氏は開会予定の午前十時四十五分から七分遅れて会場入り。約百人の地方
代議員を前にぎこちない笑顔を浮かべて一礼し、言葉を発することなく着席。すぐに司
会者が報道陣の退席を指示したため、百人近い記者の間から「小沢幹事長の説明はない
のか」の声が出て、会場は騒然となった。
会議終了後、ホールから出てきた埼玉県連副代表の新井貞夫さんは「小沢さんは普通
のあいさつだった。迷惑をかけたとは話したが、進退についての話はなかった。党大会
で決意とおわびを言うと言っていた」と語った。
滋賀県連幹事長の朝倉克己さんは「小沢幹事長からは今回の騒ぎについて迷惑をかけ
たとのおわびはあった。検察のやり方には不満そうだった」。続投表明について「当然
だ。辞めることはない」と話した。
福井県連の加藤貞信副幹事長は会議前、「参院選が絶体絶命のところに来ている。小
沢さんは説明をした方がいいのではないか」と注文。北信越地方の県連幹部は「小沢さ
んは責任を取って辞めるべきだ。検察の聴取に応じず囲碁をやっていた。地元の有権者
からも『きちんと説明すべきだ』との声が上がっている」と辞任を求めた。
(続く)
■ソース(東京新聞)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)