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★小沢氏、返済に立ち会い 本人関与強まる
・小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題で、2004年10月の
購入直後に陸山会が金融機関から融資を受けた4億円のうち、2億円の返済手続きに
小沢氏本人が立ち会っていたことが15日、関係者への取材で分かった。融資は小沢氏
署名の関連書類の提出を受けて実行されたことが既に判明している。
金融機関との交渉は、元私設秘書の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=が担当。
東京地検特捜部は、石川氏が4億円の融資を土地購入の原資に装ったとみており、この
融資手続き全体に小沢氏が関与していた疑いが強まった。
土地購入問題をめぐる捜査は、その原資を解明できるかどうかが最大の焦点。小沢氏から
簿外で調達した4億円を充てたと説明している石川氏に対し、特捜部は、この簿外資金に
「水谷建設」(三重県桑名市)関係者が04年10月に石川氏に手渡したと供述している
5千万円も含まれる可能性が大きいとみている。
関係者によると、陸山会は定期預金4億円を担保に04年10月29日午後、同額の融資を
受けた。その約1年後に定期預金を解約し、2億円を返済。残りの2億円であらためて
定期預金を組んで担保とした。
この手続きの際、小沢氏が金融機関の担当者と面会し、関連書類に署名。融資利率が
定期預金の利率を上回ったため、陸山会は06年に残りの2億円を支払い完済するまで、
約450万円の損失を出したという。
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