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★村井知事:インタビュー リニア中間駅の負担拒否 過疎地保護は公共交通維持 /長野
・--民主党政権をどう評価しているか。
何もかも、よい訳ではない。経済対策は一番望まれる局面だったが、前政権で作った(景気対策の)
補正予算などを止められ、景気への影響は非常に気になる。だが地方消費税の充実を明確に
言っていることなどを見ると、問題は適切にとらえていると思う。
--県内の人口減少が進んでいる。長野の将来像をどう描くか。
当然のことをやるしかない。医療、公共交通は不可欠なインフラだが、非常に劣化している。
リニアや松本空港が関心を集めたが、本当にショックなのは山間へき地のバス交通が駄目に
なることだ。
過疎地域に住めるよう維持することが大事だ。その地域に住みたい人が1人でもいる限り、
住めるようにする。「手間がかかるから町へ出てくれよ」とは言えない。町に出て何もやることが
なくなり、どんどん年を取って単なる「お荷物」と化した例を随分と見ている。そんなの人間の
幸せじゃない。
--リニア建設では、JR東海が中間駅建設に350億円の負担を求めている。
中間駅ができなかったらリニアは単なる迷惑施設だ。「350億円を出せ」なんてとんでもない。
相手にしない。そこは心得て、向こうでちゃんと(中間駅を)用意することになるだろう。
高速道路を造る時に「インターチェンジはお前たちが金を出さないと造らない」と言ったら、
反対運動しか起きない。そんなバカなことできるはずがない。JR東海が「駅を造ります。
どうぞよろしく通してくりゃしゃんせ」と言ってくるに決まっている。
--そもそも松本空港やリニアは、県の発展に役立つのか。
空港はできてしまっているインフラ。それをどう活用するかという話だ。松本空港はピーク時に
年間約26万人が利用した実績もあり、捨てたものではない。リニアも長野だけ駅がないなんて
考えられない。
--次期知事選に立候補する意思は。
私は4年間にわたって知事職をやることについて県民の付託をいただき、それに熱中している。
何か考える状況ではない。(抜粋)
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