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(>>1のつづき)
6年に1700万円で購入したワンルームマンション「プライム赤坂」の一室は、13年12月に外国人秘書の
居宅としての使用をやめ、民間のコンサルタント会社に月7万円で賃貸。その後、19年9月には主に
不動産の再開発を行う都内の建設会社に1300万円で売却している。
また、1億1000万円で購入した東京都港区の「グランアスク麹町」の一室は16年9月から、小沢氏が会長を
務める財団法人「ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター」に月20万円で貸し付け。
20年5月には小沢氏側から寄付の申し出があり、同センターに無償で譲渡されている。
また、この一室の賃貸時には、同時に中国人留学生の無償の宿泊施設としても利用されており、同センターの
職員は「小沢氏側との関係は分からないが、中国人の女子留学生2人が事務所が閉まる時間になると
戻ってきて、宿泊していた」という。
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こうした不動産のうち、マンション5戸については、世田谷区の問題の土地と同様に、陸山会の預金を
担保に同額を銀行から借り入れる形で購入代金を捻(ねん)出(しゆつ)しており、「借入金の利息を考えれば、
なぜ預金で支払わず、新たに借り入れをおこしたのか不可解だ」(大手銀関係者)と疑問の声も出ている。
さらに、こうした不動産はいずれも小沢氏個人の名義で登記されている点も問題視されている。
陸山会側は「政治団体名では法律上、所有権の移転登記ができないため、代表名で行った。小沢氏と
交わした確認書もある」と、あくまで陸山会の所有物件であると主張する。だが、ある行政書士は「任意の
確認書では法的拘束力も弱く、団体が解散するなどすれば、うやむやのうちに小沢氏の物件になってしまう
恐れもある」としている。(以上)