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◇08年は2分6秒に1組 減少傾向、昨年一転?
「婚活」ブームの裏側で、30~40代の離婚が増えてきた。近ごろは、離活(離婚活動の略)という言葉まで登場し、
離婚へのマイナスイメージは薄れつつある。一方で、子どもがいれば、
両親の離婚に翻弄されてしまう。最近の離婚事情を追った。【山寺香】
離婚カウンセラーの渋川良幸さんが運営する離婚相談所「離婚110番」を訪ねてみた。
東京・渋谷駅から歩いて5分ほどのマンションの一室。相談スペースは、玄関先からは見えないようについ立てで仕切られ、
机とパイプ椅子が四つ並ぶ。一つは渋川さんの席、もう一つは電話で予約した相談者。
残りの二つは、一緒に訪れる親や兄弟姉妹のために用意している。
ここを訪れていた公務員の男性(35)は、一昨年春に知人の紹介で同年代の女性と知り合い、3カ月後に婚姻届を出して同居。
さらに3カ月後、結婚式を挙げた。「交際期間が短すぎないか」と不安はあった。
しかし、仕事の後、一人で食事を作ることにさみしさを感じており、結婚願望が強かったという。
女性側からの積極的なアプローチもあり、デートを重ねるうちに女性の力になりたいという気持ちも芽生え、結婚を決意した。
幸福な時は続かなかった。結婚式の衣装をめぐり、男性の母親と妻がもめた。それをきっかけに、
妻は湯飲みを投げつけるなど激高するようになった。披露宴から間もなく、妊娠をきっかけに実家に戻ってしまった。
その後連絡もないまま、出産予定日が来たため男性が連絡をすると、数日前に子どもが生まれていたことを知らされた。
毎日新聞 特集ワイド:「婚活」ブームの裏側で、下がる離婚ハードル アラフォーで顕著
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