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★牛丼戦争、値下げ効果くっきり すき家は7カ月ぶりに顧客増
・牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーが12日発表した昨年12月の月次動向調査に
よれば、既存店の客数は前年同月比15.9%増となり、7カ月ぶりにプラスに転じた。
12月7日に、牛丼並盛りの定価を一気に50円値引きし、業界最安の280円に引き下げた
ことが貢献した。値下げによる減収を、大幅な客数増でカバーした結果、既存店の売上高も
1.6%増と11カ月ぶりに増加となった。
大手牛丼チェーンで12月の売上高がプラスに転じたのはすき家のみ。デフレが加速する
中で、すき家の大幅な値下げ戦略が、顧客ニーズに合致した格好だ。
一方、定価を据え置いた吉野家は、12月の既存店客数が24・9%減少し、売上高も
22・2%のマイナスになった。客数と売り上げがともに2割以上減るのは、BSE(牛海綿状
脳症)問題で牛丼の販売を休止していた2005年1月以来。すき家と100円の価格差で
客足が遠のいた。
一方、12月3日から牛丼並盛りを60円下げ320円にした「松屋」は、12月の既存店客数こそ
6・8%増となったが、売上高は3・3%減と8カ月連続でマイナスだった。中途半端な
値下げでは、客数を大幅に増やせず、売り上げをカバーしきれない実態が浮き彫りになったと
いえそうだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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