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★車の前照灯、切り替え小まめに 基本は「ハイビーム」です
・夜間の歩行中、車にはねられ死亡した高齢者のほぼ全員が、前照灯を下向きにする
「ロービーム」の車にはねられたことが県警の調査で分かった。交通法規では走行中は
上向きの「ハイビーム」にするのが基本。しかしルールを知らなかったり、「対向車が
まぶしいのでは」と遠慮したりする運転手が多く、県警は今後、重点的に啓発していく。
県警交通企画課によると、昨年1年間に県内で歩行中に車との事故で命を落とした
高齢者は32人で、前年より9人増えた。そのうち19人は日没後に事故に遭い、1人を
除いてロービームの車にはねられていた。
高齢者の事故は車の多い幹線道路ではなく、交通量がまばらで街灯も少ない薄暗い郊外の
道路で目立つ。また、歩行者の飛び出しが原因ではなく、道路を渡りきる寸前で左側から
来た車にはねられるのも特徴だ。
ハイビームは100メートル先を照らすことができるが、ロービームだと40メートルまで
落ちる。事故を起こした運転手の大半は「歩行者に気付くのが遅れた」と話しており、
ハイビームにしていれば防げた可能性がある。
同課は「走行時はハイビームが基本というルールを徹底すれば、歩行者の事故は
減るはず」と指摘する。「対向車や前方の車に迷惑が掛からないよう、小まめに前照灯を
上と下に切り替えてほしい」と呼び掛けている。今後、啓発用のチラシを作り、運送業界を
中心に配る。
前照灯の規定
道路運送車両法は車の前照灯について、ハイビームを「走行用前照灯」、ロービームを
「すれ違い用前照灯」と規定している。道路交通法は対向車とのすれ違いや、すぐ前方に
車がいる場合などに限り、前照灯をロービームにするよう義務付けている。
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