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深刻な児童虐待が後を絶たない。宇都宮市では昨年末、自称経営コンサルタントの父親(42)
が小学4年の次男(10)を棒でたたいてけがを負わせる事件があった。県内の児童相談所には
2008年度、500件超の相談が寄せられたが、事件として発覚するのは「氷山の一角」と専門家
は指摘する。さらに虐待が起きる家庭では、母親も夫からの暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)
を受けているケースが多く、要因は複雑化している。
「単なるけがにしてはおかしい」。昨年十一月下旬、宇都宮市の小学校での身体検査で、校医が
次男の背中に十数カ所のみみず腫れがあるのを見つけた。通報を受けた宇都宮東署が翌月十五日、
父親を傷害容疑で逮捕。次男は一昨年に亡くなった妻の長男で、「言うことを聞かない」と時に数時間
にわたり棒などでたたいていたとみられる。同署によれば、妻も夫にDVを受けていた。
父親は同容疑で送検後、処分保留で釈放されたが、児童相談所の調査に虐待行為を認めており、
同所は今後も父親と面談を続けるという。
県警少年課によると、昨年一~十一月、四件の児童虐待事件があり、父親ら計五人が逮捕された。
子どもが死亡した事例はなかったものの、生後六カ月の女児を激しく揺さぶって重傷を負わせたり、
三歳の男児に熱湯をかけるなど、一歩間違えれば悲惨な結果を招くケースばかりだ。
一方、県中央児童相談所(宇都宮市)によると、〇八年度の県内の虐待の相談件数は五百一件。
当事者の約半数が就学前の幼い子どもだという。
写真:栃木県内の児童虐待相談件数
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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記事:東京新聞(TOKYO Web)
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