10/01/11 01:52:10 0
(>>1の続き)
例えばニューヨーク・タイムズ東京支局での勤務経験もあるジャーナリストの上杉隆さんは、
タイムの支局閉鎖に
「タイムもですか…」
と落胆した上で、閉鎖の背景を
「経営難に加えて、中国に比べて、各社が日本を取材するためのインセンティブが落ちている、ということ
があります。加えて、日本特有の記者クラブ制度によって、会見に出られないことが多々ある。これでは、
記者は記者クラブのない中国などに流れてしまいます」
と説明。
■一度出て行ったメディアは戻ってこない
つまり、(1)経営難(2)中国に関心が移っている(3)日本は取材がしにくい、といった大きく3つの理由が
あるとみている。さらに、「閉鎖後」についても悲観的だ。
「支局を閉じるのは簡単ですが、開いたり復活させるのには非常に労力がかかります。一度出て行った
メディアは、まず戻ってこないと思ったほうが良いでしょう。実は自分が勤務していたニューヨーク・
タイムズの東京支局では、日本以外にも韓国など周辺国をカバーしていました。相対的に韓国の情報に
ついては薄かった訳ですが、今後は逆に日本についての情報が薄くなり、日本の情報発信力が相当落ちて
しまう。鳩山政権では記者会見のオープン化に向けての取り組みを進めていますが、もう手遅れなのでは
ないでしょうか。もっとも、この責任を負うべきは、一義的には(会見を閉鎖的にしてきた)メディアの側
だと思いますが…」
-おわり-