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★困った年中行事
・日本の調査捕鯨船団の監視船と、米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の小型高速船がふつかった。
昨年2月にも同じようなトラブルが起きている。なにやら、この時期の南極海の年中行事のようになりつつある。
波が荒いにもかかわらず、SSの船は日本の船団のすぐ近くにとどまったまま抗議活動を続けていたようだ。
衝突の直接の原因はさておき、SSのふるまいに問題があったように思える。
そもそも日本の調査捕鯨は、国際的に認められたものである。それが自らの主義主張と相容れないからと
いって、緑色の光線を照射したり、ロープで船の針路をじゃましたりすることは表現の自由から逸脱している。
もちろんSSからすれば、トラブルの映像が世界を駆けめぐれば格好の宣伝になる。今後も抗議活動を
エスカレートさせることはあっても、控えめにしていくとは考えにくい。
このままでは、人命にかかわる事態が起きないか気がかりだ。「困った年中行事」を止められないものか。
ひとつの策は、国際捕鯨委員会(IWC)の場で、日本が「いっさい調査捕鯨をやめます」と宣言することである。
だが、日本の政府にも立場なり主義主張なりがあるから、そんなことがすぐに実現できるとは思えない。
捕鯨をめぐって世界の国は真っ二つだ。「困った年中行事」は、まだ続くのだろうか。(村山知博)
※朝日新聞1月8日付・窓―論説委員室より引用。
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