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NHKが2010年度の予算案編成にあたり、受信料収入を6500億円台半ばと見込んで
いることが8日わかった。09~11年度の経営計画に掲げた6640億円を100億円前後
下回る。09年度の受信料収入の決算見込みも経営計画に届かず、2年続けて計画を下回る
見通しとなった。12年度に受信料収入を10%視聴者に還元するとした「公約」の実現にとって
厳しい情勢となってきた。
予算案は12日に始まる経営委員会で審議される。地上デジタル放送への完全移行に向けた
対策費がかさむことから、収支の赤字幅も経営計画の19億円から拡大して約60億円となる
見通しだ。
受信料収入は、経営計画では09年度6490億円、10年度6640億円、11年度6800億円と
順調に拡大すると見込んでいた。しかし、不況のあおりで生活保護世帯などの受信料免除世帯が
増え、下方修正を余儀なくされた。
受信料収入の10%還元は収入増が前提だ。今後も収入が見込みを下回れば、実現には支出の
大幅な見直しが必要となる。還元見送り論議が起きる可能性もある。
収支の赤字幅の拡大は、地デジの電波が届かなくなる地域への対策実施が予定より遅れた
ことが大きく影響した。09年度分の対策費を10年度に振り替えて計上する。このため、29億円の
赤字を見込んでいた09年度の決算は一転して二十数億円の黒字になる見通しだ。
asahi.com 2010年1月9日8時55分
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