10/01/08 10:42:29 0
(>>1のつづき)
「実際に思っていないことでも、スレッド(掲示板)に特有のパターンがあり、それに合わせて
気分で書き込んでしまう」と、関西学院大助教(社会学)の鈴木謙介(33)は分析する。
考えなくても気分で発信できるのは「ネットは匿名性が高いため」と話すのは、中央大大学院助教
(情報社会学)の折田明子(34)。「名乗らない環境では自分で考えなくなり、周囲と同じように
することが気持ちよくなる」と解説、ネットの群集心理が気分のままの書き込みを後押しするという。
日常生活でネットを使うネット人口は今や9千万人といわれる。世界中の話題が俎上に乗り、
さまざまな考えが書き込まれ、家にいながらにして多くの声に触れることができる。
「そう思うことに危うさがある」と折田は警告する。
「ネットを見ていると、結局はネットの中の大勢が作り上げた気分に乗ってしまいがち。乗せられて
書き込んでいるうちに自分が考えたことだと思い込むようになり、その気分のままに現実の世界で
話したり行動したりするようになる。実際には、他人が考えたことを選択させられたに過ぎないのに…」
そんな意見に小野田は少し考えて言った。「自分が書き込んだことがコピペした(写した)
知識であることは分かっているけど…ネットの楽しさが優先してしまうんです」(以上、一部略)