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・ビーズやラインストーンで襟をきらきらに光らせ、髪はふわっと盛り上げた「盛り髪」で-。
成人式に集う女性の振り袖姿が様変わりしている。目指すは「同級生のだれよりもかわいく」。
20歳を祝う儀式としての性格は薄れ、とびきりのおしゃれを競う場になりつつあるようだ。
「すごい。私じゃないみたい」。大阪市中央区の写真スタジオ。成人式の事前撮影のために
訪れた市内の大学生、奈良友里絵さん(20)は鏡の前で声を弾ませた。ヘアメークを担当した
「サロンドBj」(同区)代表の村本佳嘉子さんが、高さ約20センチに盛った髪を後ろに流していく。
「1回してみたかった。式当日も盛って、盛って、一番目立ちたい」と奈良さん。最初は驚いた
両親も「一生一度だから、したい髪形にしてみたら」と理解してくれた。
盛り髪が得意なこのサロンは、成人式で訪れる女性の8割が「盛り」希望だ。「女の子は違う
自分に変身したいもの。最近は盛り方が大きくなってます」と村本さん。
盛り髪は数年前からキャバクラで働く女性らの間で流行し、雑誌などを通じほかの女性にも広がった。
変化は振り袖にもおよび、最近は襟元や帯の回りをレースや光りもので飾る姿が目立つ。
「振り袖だからってガチガチになる必要ナシ!ドレス感覚で楽しんで」。創業約200年の呉服卸
「ツカモト」(本社東京)はホームページで「帯締めにペンダントを下げる」といったアレンジ例を
紹介している。
同社によると、こうしたアレンジが流行し始めたのは約5年前。「昔は母親や祖母が振り袖を
選ぶことが多かったが、今は本人が『この柄を着たい』とはっきり主張します」と担当者は言う。
振り袖販売の「泰和」(兵庫県丹波市)は08年から人気雑誌モデル、武藤静香さん(22)が
プロデュースする振り袖の販売とレンタルを開始。全国から注文が舞い込んだ。
大粒のラインストーンやレースをあしらった重ね襟。ラメ入りの帯揚げ。「他人と同じはいや」という
顧客が多いため、武藤さんのシリーズは各成人式会場で同じ柄を2人以上に売らないよう配慮
しているという。(抜粋)
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