10/01/04 10:17:10 0
(>>1のつづき)
相談所関係者は「婚活という言葉で女性の結婚に対する敷居が低くなった。以前に比べ、
職業などの条件が合えば結婚までは早い。突き詰めて考えることなく結婚を決める」と説明する。
「主人が土日は自分の趣味ばかり」「家事を手伝ってくれない」
離婚の相談を受ける「Re婚カウンセラー」の鈴木あけみ(52)の下にはそんな相談が月80件も寄せられる。
ほとんどが20代から30代前半。「浮気とか借金とか離婚するしかないというハードな相談ではなく、
些(さ)細(さい)な内容が圧倒的に多い。以前なら自分の親に愚痴をこぼすレベルだ」
鈴木のカウンセリングは離婚のノウハウより、できるだけ結婚生活を続けることに重点を置いている。
男性からの相談は修復できない内容が多いが、若い女性は容易に修復できそうな場合が多い。
厚生労働省の人口動態統計によると、平成7年に約19万9千件だった離婚総数は、19年に約25万5千件にまで増加。
なかでも30~34歳の女性の離婚は突出しており、約1万9千件から約4万1千件に急増した。
「婚活ブームに乗せられると次に来るのは離活ブームだ。それも熟年世代の計算ずくの離活じゃなく、
何となく気分で離婚したいという若い世代の離活」とみている鈴木は、「以前なら親は『結婚するなら覚悟をもって』と言ったが、
今は親も一緒に相手の悪口を言う。バツイチは決して格好いいものではないのに」と嘆く。
中村は今も婚活を続けている。昨年末には「独身の男性を紹介して。年明けならいつでもOK」と知人にメールを出した。
鈴木がクギを刺す。「女性は『結婚すれば幸せになれる』『子供を産めば幸せになれる』という気分になりがち。
その幻想が幸せから遠くさせているのに」(以上)