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★民主、党予算も「小沢主導」…参院選対策に重点
民主党は党の2010年度予算を「参院選必勝予算」と位置づけ、小沢幹事長の指揮のもと、
夏の参院選対策に重点配分する方針を決めた。
1月16日の党大会で「予算編成における基本方針」として決定する。同党が受け取る10年分の
政党交付金は、先の衆院選大勝により過去最多の約173億円に上る見通しで、小沢氏が豊富な
軍資金の配分を取り仕切る。
「基本方針」では、選挙対策資金を「戦略的・効果的・機動的に執行する」と明記した。都道府県連への
資金交付は、党員・サポーター登録数や地方議員数に応じて増額する成果主義を打ち出した。野党時代から
継続する事業は「必要性を厳しく吟味し、抜本的に見直す」とした。予算編成の在り方も、党内各部局の
要望を集約する手法を取らず、まず佐藤泰介財務委員長が小沢氏に諮るトップダウン型に改めた。
一方、衆院選政権公約(マニフェスト)で「禁止」を掲げていた企業・団体献金や政治資金パーティーは、
「学識者の意見等を参考にして対応を検討する」とするにとどめ、存続に含みを残した。
小沢氏は先の衆院選や07年参院選で選挙資金の配分を差配し、党内では「重点選挙区へのメリハリの利いた
配分はえげつないほどだったが、大勝した結果を見れば誰も異論を差し挟めない」(幹部)との声が上がっている。
小沢氏に距離を置く議員からも「政府予算案の編成で圧倒的な影響力を示したうえ、173億円の政党交付金まで
自在に使われる。だが不満があっても静かにしておくほかない」と自嘲(じちょう)の声が漏れている。
(2009年12月31日12時03分 読売新聞)
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