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★「トラスト・ミー」親書に関して言えない
鳩山由紀夫首相は30日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、
「(同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する)現行案で難しくなければ、
すでに答えが出ている話だ。そこは難しいからこそ、来年の5月(まで)という時間の中で
最適の答えを出そうと努力を開始したところだ」と述べた。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。
【今年の総括と来年の抱負】略
【JAL問題】略
【米軍普天間飛行場移設】
--普天間飛行場の移設について、米国の報道では政権内にいらだちがあり、アジアの安全保障に関して
韓国やシンガポールでも懸念が強まっているという報道があった。国内に目を向けると、社民党だけではなく、
民主党でも小沢一郎幹事長が現行案では難しいという見解を示している。改めて来年の5月までという期限の
中にアメリカ、与党内の間でどういった方向をとっていこうと考えるか
「現行案で難しくなければね、もうすでに答えが出ている話であります。やはりそこは難しいからこそ、来年の
5月という時間の中で最適の答えを出そうと。そのように努力を開始したところです。具体的なことに関しては、
われわれ、この連立与党でありますから、3党が会い、共同する会議体を作りました。そこをできるだけ、もう
1カ月に1回とか2回ではなくてですね、1週間に1回でも2回でも多く会議を開いて、現実に新たな、ここならば
アメリカのみなさんにも理解をしていただけるそういう移設先を見いだしていくと」
「そのために最善を尽くすということに尽きます。で、私はこのいろんなことが言われておりますけれども、例えば、
首脳同士で何か親書があったとかいう話に関しては、これは首脳同士の話でありますから、私から表に申し上げる話
ではありません。そして当然のことながら、アメリカのみなさん方との信頼関係の中で答えを出していくように全力を
尽くしていく。これに尽きると思います」
--関連だが、米国の報道で首相がオバマ大統領に対して、「トラスト・ミー(私を信じて)」ということを手紙に
したためて伝えたという報道があるが、事実であれば、いつごろ何を伝えようとしてそういうことをされたのか
「今、だから、答えたではないでしょうか」
--えっ?
「今、あなたに対する答えの中で申し上げたわけでありますが、親書というものに関してはお互いにその内容と
いうものを明らかにはしませんし、出したか出さなかったかということに関しても、明らかにするものではないもので
すから、恐縮ですがお答えを控えさせていただきます」
--きのう、民主党の小沢幹事長が普天間の移設に関して(沖縄県宮古島市の)下地島や(同県伊江村の)伊江島を
有力な候補地として検討するように話したということだが、首相としても有力な候補地として考えるか
「私がいろいろと話すべき時ではないと思っておりますから、このことに関しては1つ1つの選択肢をそれぞれ
精いっぱいの努力の中で見いだして議論していこうと。会議の中で決めたわけです。で、そこの中での議論に私はいま
委ねておりますから、私自身からこれ以上申しあげることはありません」
【鳩山グループ資金問題】略
【岡田外相との会談】
--岡田克也外相が公邸に入っていたが、普天間の問題について話をしたのか
「普天間の話はいたしておりません。日露の問題で(訪露から)帰られたのでありますので、
日露の外相会談を中心に話をうかがいました。以上です」
--首相、良いお年を
「ありがとうございます」
12月30日21時6分配信 産経新聞
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