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★クローズアップ2009:児童ポルノ 画像バーチャル化「日本は生産・輸出国」
・児童ポルノ根絶などに取り組むNGO「国際ECPAT」のカルメン・マドリナン事務局長が来日し、
国際情勢や日本の現状への危機感を次のように語った。
現在、インターネット上では毎日新たに200枚もの児童ポルノ画像が増え続けている。国際刑事
警察機構(インターポール)によれば、性的な画像を撮られネット上にさらされている子の数は
1万人から10万人、その83%は6歳から12歳だ。より暴力的で低年齢化する傾向もある。
規制に対しては「芸術的表現への検閲が強まる」「画像を見ることで実際の虐待が減っている」との
主張もある。だが各国の法執行機関などが持ち寄ったデータでは、起訴された画像所有者の
約4割が実際の性的虐待に関与し、約15%が試みようとしている。画像を見ることと性的虐待には
因果関係があると言える。
コンピューターや漫画などバーチャル(疑似的)な画像の規制も課題だ。国際的には児童ポルノや
虐待の定義を広げる流れにある。日本は世界的にみてバーチャルな児童ポルノの生産・輸出国で、
まねようとする国も出てきている。無視できない現実だ。
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