09/12/30 01:32:01 xoWQQ9qiP
★映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 2/2
「なんでそんなに残業するんだ、きついなら転職すればいいだろう」
と健全な人権意識と労働市場を持つ自由主義国の人間なら思う
だろうが、労働市場が硬直し、市場というより身分制に近い日本
ではそうはいかない。
身分制だから、一度落ちてしまった人間は、努力してもなかなか挽回できない。
他に行く場所があったとしても、やはり同じ身分の同じ待遇である。
僕がこの映画で感心したのは、ちゃんと、その「どこにも逃げ場所が無い感」
を描いていること。主人公は元ひきこもりで、ここ以外に採ってもらえないと
分かっているし、リーダーでさえ、「IT業界というのはゼネコンみたいなピラミッド
社会で、うちみたいな零細下請けは汚れ役」だという事実を理解している。
生死を賭けたシチュエーションが労働の現場で成立してしまう国と、
とりあえずドンパチが舞台になってしまう国と、どちらが良いのかはわからないけど、
とりあえず身分制が無くてドンパチも少ない国の方が幸せなのは間違いない。
Joe's Labo その他 / 2009-11-20 09:42:00
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