09/12/29 18:07:35 i
・水に落ちた犬は叩けの典型だ。秘書の起訴を受けた鳩山首相の会見(24日)翌日以降の
大マスコミの報道はバッシング以外の何ものでもない。「政治責任は重大だ」「政治とカネ
政権打撃」「首相説明も偽装?」「脱税の疑い徹底解明せよ」など、どの新聞を見ても同じような
活字が並ぶ。まるで天下の大悪人扱いである。
もう少し冷静に事態を報じられないものか。鳩山も会見で言っていたが、虚偽記入とされた
4億円の原資は母親からの資金提供であり、「私腹を肥やしたわけではない」のだ。造船疑獄、
ロッキード事件、リクルート事件、佐川急便事件など、自民党政権時代に頻発した特定企業からの
ダーティーマネーとは性格が違う。
「母親からの資金提供にしても、秘書がきちんと貸付金で処理し、賃貸契約書をつくって返済実績を
残していれば問題にならなかったはず」(永田町関係者)といわれている。そこに鳩山サイドの
落ち度があるのだが、だからといって汚職政治家と同列のように扱うのは常軌を逸している。
「かつて、岸元首相に請われて財界トップから政界入りし、外相となって日米安保条約改定に
尽力した藤山愛一郎という政治家がいました。親譲りの莫大な資産があった。岸の引退後に
藤山派をつくり、総裁選に出馬したりしたのですが、政治活動に私財をなげうち、自民の連中も
群がったため、最後はスッカラカンになってしまった。いわゆる井戸塀政治家の典型です。母親が
大スポンサーになった鳩山の場合も、似たようなケース。さきがけ、民主党という2つの政党を立ち上げ、
ついには政権交代まで果たした。政治とカネに関する限り、マトモな使い方をした政治家ですよ」
(政治評論家・山口朝雄氏)
鳩山は当選直後の1988年、リクルート事件を受け同志らと「ユートピア政治研究会」をつくり、
年間の政治資金の全容を公表した。政界浄化に立ち上がったのである。
その後、2度の政党立ち上げを経て政権交代にいたるまで、企業献金に依存せずにやってきた。(>>2-10につづく)
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