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【北京時事】中国国営新華社通信は29日、最高人民法院(最高裁)が、
麻薬密輸罪で起訴され死刑判決が確定した英国人アクマル・シャイフ死刑囚(53)の刑執行を承認したと伝えた。
これで同死刑囚の刑執行は避けられない見通しとなった。
英国メディアによれば、中国で欧州の市民が死刑を執行されるのは過去50年で初めて。
シャイフ死刑囚は2007年に新疆ウイグル自治区ウルムチで、
スーツケースからヘロイン4キロが見つかり逮捕された。
昨年の一審で死刑を言い渡され、今月21日に刑が確定した。
人権団体は、同被告は精神疾患があるため、死刑を適用すべきでないと訴え続け、
ブラウン英首相も死刑を執行しないよう中国に要請してきた。
しかし中国側は、「麻薬密輸は国際的にも重大な犯罪で、
審理過程で被告人の法的権利は十分保証された」(外務省)と対応の正当性を主張していた。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの発表では、
08年に中国では世界最多の少なくとも1718人の死刑が執行された。
中国は死刑執行抑制の姿勢をアピールしているが、今回の死刑執行を受け、
改めて「死刑大国」として非難する国際社会の声が高まりそうだ。(2009/12/29-12:35)
記事引用元:時事ドットコム(2009/12/29-12:35配信)
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