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・蕨市在住で日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さん(14)と両親をめぐる強制退去問題は
4月、在留特別許可が出たのり子さんを日本に残し、父アランさん(37)と母サラさん(39)が
フィリピンへ帰国することで一応の決着をみた。のり子さんは現在、県内のサラさんの妹(31)夫婦の
元で暮らす。家族が離れ離れになって8カ月、両親はまな娘への思いを募らせている。
アランさんとサラさんは現在、2人が生まれ育ったマニラ市のトンド地区に住む。アランさんによると、
トンドは低所得者層地域で、仕事を探す人たちであふれかえっているという。
アランさん自身も仕事が見つからず、貯金を切り崩しながら生活している。
そんな両親の楽しみは、インターネット電話でのり子さんと話すこと。ネット電話は通話代が無料のため、
ほぼ毎日通信しているという。パソコンに内蔵されたカメラで、お互いの表情を見ながらのやりとりだ。
最近の話題は2学期の成績表や冬休みのこと。のり子さんは部活で音楽部に所属し、
「ダンスを一生懸命やっている」と報告している。アランさんは「のり子がいなくて寂しいけど、
寂しいって言ったらもっと寂しくなるから、勉強頑張りなさいとか、お手伝いをしっかりしなさいと
励ましている」と話す。
帰国当初、のり子さんはカメラの向こうでよく泣いていたが、このごろは涙を見せなくなった。
「少したくましくなった」とアランさん。しかし、「のり子はまだ14歳、男の子なら大丈夫かも
しれないけど、女の子だから不安。子どもの面倒を見るのがお父さんの役目なのに…」と
日本に残した一人娘を心配する。(>>2-10につづく)
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※画像:父アランさん、母サラさんと記者会見に臨み、「日本で勉強したい」と語った
カルデロン・のり子さん(右)=3月13日午後、霞が関の司法記者クラブ
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