09/12/28 07:48:12 0 BE:720134273-PLT(12556)
あっという間に政権交代という大きなドラマが起きた今年も仕事納めを迎えた。主役は母親から
毎月1500万円もらっていながら「知らなかった」と言い訳する鳩山由紀夫首相ではなく、
天皇陛下の胸中まで手に取るようにわかるらしい民主党の小沢一郎幹事長であることは、
賢明な読者のみなさんには自明のことだと思う。
誰も褒めてくれないので、少々自慢しておくと、5月に小沢氏が西松事件で代表の座を降りたとき、
私は「まだ早い『さらば、小沢一郎』」と予言し、鳩山氏が民主党代表に選ばれた際には
「傀儡(かいらい)とはいいたくないが」と書いた。民主党支持者とおぼしき読者からお叱(しか)りの
はがきや手紙を多数頂戴(ちょうだい)したが、結果はご覧の通りである。
首相があれほどこだわっていたガソリン税の暫定税率廃止は、小沢氏の一喝で実質的に
維持されることになった。本人は否定しているが、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見も
小沢氏が首相サイドに強く「要請」して実現したと多くの関係者が証言している。
どちらがこの国を動かしているかは一目瞭然(りょうぜん)である。
最近になって小沢氏は、「総理大臣になって、本当にみんなのためにやれると皆さんが
思ってくださるときがあれば、拒む必要はないと思っている」(テレビ東京の番組)と首相就任にも
意欲をみせるようになった。裏側から首相を操るよりは、よほどすっきりするが、「小沢首相」誕生は、
この国の議会制民主主義を破壊しかねない大きなリスクを伴う。
(中略)
過日、盛岡市内で開かれたパーティーで地元選出の国会議員がこうあいさつした。
「(岩手では)小沢王国が完成した。しっかりと国会で仕事をして小沢帝国を目指します」
帝国の誕生はすぐそこまで迫っている。
*+*+ 産経ニュース 2009/12/28[07:48:12] +*+*
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