09/12/26 20:19:23 JSNwISyH0
20%の金持ちが富の93%を独占する社会
これはアメリカの話ですが、20%の裕福層が社会全体の富の93%を独占して、残りの80%の人々
が7%の富を分け合っているのが今の社会なのだそうです。これは、わが日本にも当てはまる現象
で、富の格差が縮まるどころか、今の状況から予想すると、間違いなく広がっていくのは確実です。
ひとつ例を挙げますと、大学全入時代と一昔前に言われていましたが、低所得者層の拡大によって、
大学はおろか高校の入学金や授業料すら払えない日本人が増えてきているのが現状で、今の日本
で中学卒業が最終学歴では、人並みの収入を確保する事は難しく、低所得者層の子供は学歴社会
で低学歴に社会に出る結果になり、その子供も同じ道を辿る負の連鎖が現実に起きています。
国の政策も税の仕組みも、一流大学を出たエリート官僚が実際決めていますので、自分たちの不利
になる様な政策は行いません。従って、富の再配分の仕組みは出来ません。資本主義経済の仕組み
を学んだ人であれば、資本主義経済の元では、資本の元に資金があつまる為、格差がどんどん広が
って、一部の大金持ちの富の収奪により正常な消費経済活動が阻害される結果になります。
だからこそ、ここで政治の力を用いて富の再配分システムを働かせバランスを保つ必要が有るのです。
日本の現在の所得税率と比較しますと、所得税は330万円以上の所得に対して20%が課税されてい
ます。これは労働の対価として得た収入ですが、キャピタルゲインの課税の倍かかってるのが現実です。
既得権による収入と労働対価としての賃金の大小、課税の不公平によって裕福層が富を独占する構図
の根本にあります。しかも、裕福層は政治に対しての発言力も独占してますので、これらをなんとかしな
い限りはスタグフレーション(デフレはマスコミのミスリード)は解消されず貧困者は増え続けるでしょう。