09/12/23 18:38:28 FY1HSPJp0
公務員の労働は、何ら価値を生み出すものではない。
アダム・スミスは、「労働には、対象物の価値を高めるものと、
そのような効果がないものとがある。
(後者のような)非生産的労働者によって消費された食料や衣料が
生産的労働者に分配されていれば、消費したものの価値をすべて再生産したうえ
利益を生んでいたはずである」としている(「国富論」上)。
そして、アダム・スミスは、非生産的労働者の代表的例として、
公務員をあげ、彼らは「つねに例外なく、社会の中で最大の浪費家である」
と述べている(「国富論」上)。
つまり、非生産的労働者の公務員の給料をいくら上げても、社会的利益を
増大させるものではなく、むしろその高給を民間の労働者に分配した方が
再生産によって社会的富を拡大できる。
この結論は、同じ労働価値説を採るマルクス主義経済学でも同じ。
「資本論」の剰余価値学説史でも述べられている。
まとめると、公務員の高給を引き下げて、財政支出が減った分、法人税を引き下げ、
そのうえで労働分配率を向上させることで労働者の給料を上げることが
経済成長を促すためのベストの経済政策だ。