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めまいや耳鳴り、難聴などを起こすメニエール病について、
耳の内部にある球形嚢(きゅうけいのう)と呼ばれる器官内で、
微小な炭酸カルシウムの石(耳石、じせき)がはがれ落ちて内リンパ液の通り道をふさいだ結果、
内耳が内リンパ水腫(水ぶくれ)になって発症するという説を、大阪市立大大学院医学研究科の
山根英雄教授=耳鼻咽喉(いんこう)病態学=らのグループがまとめた。メニエール病患者の
内耳に水ぶくれが生じていることは分かっていたが、水ぶくれの原因は不明だった。
山根教授は、12人の患者の症状のある耳の内部を三次元CT(コンピューター断層撮影装置)で撮影。
8人で球形嚢(直径約2ミリ、高さ約3ミリ)の中にある耳石(大きさ10~20マイクロメートル)が複数はがれ、
下にあるリンパ液の通り道(結合管、直径約0.1ミリ、長さ2~3ミリ)に集まっているのを確認した。
山根教授は、メニエール病患者の内耳では、結合管の詰まりで蝸牛(かぎゅう)が内リンパ水腫になって
聴覚障害を起こしたり、球形嚢の機能不全で平衡感覚が乱れると推定している。【関野正】 .
12月20日2時31分配信 毎日新聞
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