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天白の作業所から15万円
知的障害者が働く名古屋市天白区の作業所「和工房TAN・KEI」で17日朝、窓ガラスが割られ、
現金15万円が盗まれているのが見つかった。スタッフが懸命に作ったアクセサリーやTシャツの
売上金を奪われ、作業所を運営するNPO法人「りーぱ」のメンバーの安藤拓生さん(32)らは肩を落とし、
「返してほしい」と訴えている。
天白署によると、犯行は16日午後10時半以降と見られ、室内が荒らされ、机の中からお金が盗まれていた。
同作業所を利用する知的障害者のスタッフは13人で、月給は1人当たり約1万円という。全員分の月給を
超えるお金を盗まれ、安藤さんは「スタッフに何と説明したらいいのか」と苦渋の表情を見せる。事件のため、
17日は急きょ作業を休みにした。
18日に出勤したスタッフは細井千里さん(20)の1人だけで、この日も黙々とストラップを作り続けた。
お金を盗まれたことをうまく理解できない細井さんだったが、事件について「大変だったね」と安藤さんに
優しく声をかけた。
一方、被害を聞きつけた人から寄付があり、安藤さんは「本当にありがたい。25日の仕事納めまでがんばりたい」と
励みにしていた。
(2009年12月19日 読売新聞)
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