09/12/18 16:14:46 0
旅行会社大手の「エイチ・アイ・エス」が17日、茨城空港(小美玉市)を発着する大規模なチャーター便の
旅行商品を発表した。来年のゴールデンウイークの2日間に、最大20本のチャーター便を飛ばす。
3月の開港時に国内線就航の見通しがなくなり、定期便は韓国アシアナ航空のソウル便1日1往復と、
がらがらの状況を逆手に取った計画だ。
同社が1地方空港で大規模にチャーター便を展開するのは初めてで、北関東3県で新規需要を開拓したい
考えだ。「茨城空港をエイチ・アイ・エスのチャーター便でジャック」と銘打って、県庁で17日に開かれた記者会見で、
平林朗社長は「定期便がたくさん乗り入れていたら企画はできない。20便もやれる空港はほかにない」と話した。
GW期間中は、成田、羽田両空港が込み合うため、同社の場合、飛行機が出発する約3時間前にツアーの
集合時間を設定するが、茨城空港の場合は1時間前で間に合うという。平林社長は「空港までのアクセスの
便利さを理解してもらえれば利用してもらえる。羽田、成田にまったく見劣りがしない」と自信をのぞかせた。
今年2月、東京・新宿にある同社本社を訪れ、茨城空港の利用をセールスした橋本知事はこの日も記者会見に
同席する熱の入れようで、「チャーター便から(週何便か定期的に運航する)プログラムチャーターや定期便に
移行する路線も出てくるのではないか」と期待をにじませた。
フィリピン・セブ島や中国・ハイナン島のツアーは17日から販売を始め、今後、ハワイ、グアム、上海、マカオ、
済州(チェジュ)島などの商品を順次発表していく予定だ。出発はいずれも5月1、2日。検討段階ながら、
日本から直行便が飛んでいないアフリカのチュニジアは目玉商品で、首都圏からの需要も見込んでいる。
同社は、海外約15地域にチャーター便を運航しようと航空会社と交渉中で、座席数は計約3000席を想定。
「チャーターするからには8割以上は当然埋めるつもり」(平林社長)という。
(2009年12月18日 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)