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宮城県石巻市の金華山沖で昨年10月、トヨタ車の自動車運搬船が
航行中に火災を起こし、運輸安全委員会が、積み荷の新車から
出火した可能性が高いとみて調査を行っていることがわかった。
運搬していたのは米国向け輸出用の高級車「レクサス」などで、
安全委は、出火原因について、自動車の専門家を加えて慎重に分析を続けている。
安全委などによると、トヨタ車3900台を積載して愛知・三河港を出港した
自動車運搬船「PYXIS」(ピクシス)は昨年10月14日午前9時48分頃、
米・ポートランド港に向けて航行中に火災警報が鳴り、船内に設置した
炭酸ガス消火装置で鎮火した。約2800台の新車が、燃えたりすすが付いたりして
使いものにならなくなった。また船内で機関長(65)が死亡しているのが見つかった。
死因は炭酸ガスを吸い込んだことによる窒息死とみられている。
船内は13層構造になっており、激しく燃えていたのは10~11階部分だった。
安全委で調べたところ、照明系統が異常を探知したのは火災警報の
約10分後だったことから、船体側の漏電などにより出火した可能性は低いと判断。
失火の要因も見つかっていないという。
このため、安全委は、最も激しく燃えた10台のいずれかの車両から
出火した可能性が高いとみて、エンジン付近や車内に問題がなかったかどうか調べている。
トヨタ自動車では、火災の詳細を明らかにしていないが、関係者によると、
輸出用のレクサスやヴィッツ、カローラなどの人気車種を積んでいたという。
トヨタ自動車は「事故調査の結果を待った上で、何らかの対策が必要な場合には
対応したい」としている。
ソース:読売新聞
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