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民主党の小沢一郎幹事長が17日、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例会見を
「天皇陛下の政治利用」にあたると懸念を表明した羽毛田信吾宮内庁長官を改めて激しく
批判したことが明らかになった。
小沢氏は同日、羽毛田氏について「あいつこそどうかしている。天皇の権威をカサにきている」と批判した。
国会内で関係者に語った。
記者会見など公の場での発言ではないが、天皇陛下に仕える宮内庁長官を「あいつ」呼ばわりし、
羽毛田氏が天皇陛下を後ろ盾に使っているかのような認識を示した小沢氏の言動は、
与党実力者としての良識が問われるものだ。
小沢氏の羽毛田氏批判が明らかになったのはこれで3回目。小沢氏は14日の記者会見で
「もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。当たり前でしょ、役人なんだもん」と述べて辞任を要求したが、
羽毛田氏は応じない考えを示している。
15日にも小沢氏は自身の政治資金パーティーで「内閣が決めたことを一官僚が記者会見まで開いて言うものではない。
言うのなら、辞めてから言うべきだ」と羽毛田氏を批判していた。
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