09/12/17 12:32:01 0
(>>1のつづき)
「結婚したい人が現れたときが適齢期」と自分に言い聞かせても、出産のことを考えると焦る。
テレビや雑誌には毎日のように「婚活」の文字が躍り、それが「焦り」に拍車をかけた。
独身者限定の婚活バー、料理しながら親交を深める料理合コン。年齢や学歴で細分化された
パーティー。「婚活」と名のつくところには、都合がつく限り顔を出した。
「私は相手の年収や年齢にはこだわらないんですが、そういう『理想像』が明確でない人には、
条件などで対象が絞られる婚活は難しいと思いますね」
ほとんどのパーティーは女性の参加費が安く抑えられており、衣装や美容院代は婚活していなくても
かかった必要経費。浪費したとまでは思わないが、婚活の向こうに、企業や結婚を急がせる他人の
思惑がのぞいているように思えた。
「婚活というより、婚活ビジネスに踊らされてしまったかもしれません」
立ち止まった理由は、ほかにもあった。
「婚活は仕事と違って、数をこなして経験ができても成功につながらない」
ゴールが見えない不安。達成感がないままビジネスに組み込まれていく不安。立ち止まって、
初めて自分の抱えていた不安の正体が見えてきた。
絵理さんが“婚活戦線”に復帰する日は来るだろうか。(以上、一部略)