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★鳩山邦夫氏への資金、07年から月1千万増額
・鳩山首相と鳩山邦夫・元総務相の兄弟が実母(87)から多額の資金提供を受けていた
問題で、邦夫氏への提供額が2007年半ばから増額され、月額2500万円に上って
いたことが関係者の話でわかった。
邦夫氏は資金提供を贈与と認めて贈与税を納める手続きに入ったとしているが、申告税額が
5億円以上に膨らむ見通しとなった。
鳩山首相の関係者などによると、母親から兄弟への資金提供は02年頃から始まり、当初は
月額1500万円ずつが渡っていた。ところが、07年5月頃、邦夫氏の秘書が「事務所の
費用がこれまで以上にかかるようになった」と、母親側に提供額の増額を要請。
月額1000万円が上積みされるようになったという。
資金提供は、鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題が発覚する
直前の今年5月頃まで続き、邦夫氏は鳩山首相より2億数千万円多く受け取っていた。
邦夫氏への提供総額は6年余で計約14億円に上るとみられる。
増額の経緯については、偽装献金問題に絡んで母親が15日、東京地検特捜部に提出した
上申書でも触れられている。邦夫氏は当初、母からの資金提供について「寝耳に水」としていたが、
14日、贈与税を払う手続きに入ったことを明らかにした。
鳩山邦夫事務所では「お金の流れは全く把握していない。経理を頼んでいた(外部の)人物に
事実関係を確認したい」としている。
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