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★ソフトコンタクト消毒液、6製品「殺菌力不十分」
・洗浄から除菌、保存までできるソフトコンタクトレンズ消毒液「MPS」について、国民生活センターが
主な8製品を調べたところ、6製品については殺菌効果が不十分であることが分かった。
MPSを巡っては、利用者の間で「アカントアメーバ角膜炎」という感染症が目立っており、
同センターはメーカー各社に対し、殺菌効果を高めるとともに正しい使用方法を周知徹底するよう
改善を要望。消費者庁も消費者に注意を呼びかける。
この問題を調査している「薬害オンブズパースン会議」(代表・鈴木利広弁護士)は16日、
厚生労働省と消費者庁に対し、実態調査の実施や同角膜炎の危険性を警告することを
求める要望書を提出する。
原生動物のアカントアメーバは角膜の傷などから侵入し、増殖すると、角膜炎を引き起こす。
失明や視力低下の恐れもある。
日本コンタクトレンズ学会などによると、例年10人前後だった患者数が昨年、約80人に急増。
今年も100人を超す見込みという。患者の8割以上はソフトコンタクトレンズの使用者で、
2週間の使い捨てタイプをMPSで消毒しているケースが目立った。
このため、同センターでは主な8社8製品の製品テストを実施。その結果、2製品は殺菌剤として
使われる過酸化水素水と同等の効果があったが、残る六つは十分な殺菌効果がみられ
なかったという。MPSを巡っては、厚生労働省がメーカーに対し、殺菌効果の検査結果を
報告するよう通知しているが、アメーバなどの原生動物は報告の対象外となっている。
一方、MPSで感染を防止するためには〈1〉レンズ表面をこすり洗いする〈2〉清潔な液に
一定時間以上浸しておく〈3〉保存ケースは洗って乾燥させる―などが必要だが、消費者に
周知徹底されておらず、消費者庁などは注意を呼びかける。
テストで「効果が不十分」だった1社の担当者は「目に優しい製品作りを心がけて殺菌効果を
抑えていた。正しい使用法ならば十分感染を防げる」と話している。
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