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岡田外相は16日午前、都内のホテルで中国の習近平国家副主席と会談した。
外相は東シナ海のガス田問題について、「昨年合意した共同開発の実現が重要であり、協議を進める必要がある」と述べ、
早期に条約交渉に入るよう求めた。これに対し、習氏は「実務レベルでの接触を維持していきたい」と述べるにとどめた。
習氏は天皇陛下との会見実現に触れ、「外相が私の訪問のために周到な手配をしてくださったことに感謝したい」と述べた。
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件など「食の安全問題」では、
鳩山首相と温家宝首相が10月に合意した閣僚レベルの定期協議を早期に開催することで一致した。
これに先立ち、習氏は同日午前、社民党の福島党首(消費者相)とも会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議について、
「朝鮮半島の非核化に新しいチャンスを迎えている。日本としても協議の再開に努力してほしい」と述べた。
(2009年12月16日13時31分 読売新聞)
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