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県は、県内の大学のキャンパスなどに出向いて、卒業旅行を控えた大学生らに静岡空港の
利用を呼びかける「富士山静岡空港PRキャラバン隊」の隊員を、ハローワークを通じて募集し始めた。
隊員には報酬が支払われ、雇用創出と空港利用促進の「一石二鳥」を狙う試みだ。
県企画調整局によると、キャラバン事業には国の緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用する。
雇用するのは、求職活動中の20~30歳代の男女計10人。今月中に採用し、来年1月から県内の
大学や主要駅、イベント会場などをキャラバン車で回ってもらう。隊員は「僕らの空港を使おう
キャンペーン」と題して、静岡空港の路線などを紹介するチラシを配ったり利用を呼びかけたりする。
時給は900円で、3月末までに60日程度活動する。事業費は1050万円。
県企画調整局は「若者の海外旅行が最盛期の40%くらいまで落ち込んでいる。県内のパスポート
取得率も全国平均を下回っている」として、同隊の活躍に期待を寄せる。
もっとも、15日の県議会企画委員会では、委員から「きれいなお姉さんがPRに来たからといって、
学生が旅行に行くほど簡単ではない」など、事業の効果を疑問視する声も出された。
同局の橋本勝弘参事は「県内の学生に、静岡空港の利便性はまだ知られていない。卒業旅行シーズンに
入るので、いろいろな方に使ってもらいたい」と答えた。
同局は、このほかにも特例交付金を活用した静岡空港関連の事業を進め、ハローワークで離職者らを
募集している。空港の利用実態調査にあたる事業では55人を、県内企業を訪問して空港を利用するよう
促す事業では、旅行業界で15年以上の経験がある9人を雇用する。いずれも年齢は問わない。
両事業の費用は計約4000万円。問い合わせは県企画調整局へ。
(2009年12月16日 読売新聞)
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