09/12/16 10:11:33 0
・政府が米軍普天間飛行場の移設先決定を先送りしたことで、米政府との交渉は閉塞状況に陥った。
米政府は、同県名護市辺野古以外の移設先を模索する場合、普天間飛行場の返還や在沖縄海兵隊
8000人のグアム移転を白紙化する考えを伝達しており、13年前に合意した普天間返還そのものが
元のもくあみとなる公算が大きくなった。
「それはスペース・イシュー(宇宙問題)だ」
普天間をめぐる日米当局者間の会話では、こんな用語が定着した。
「宇宙人」の異名をとる鳩山首相の意味不明で理解不能な言動を指している。
移設先や決定時期をめぐる日本政府の対応は迷走した。日米交渉では、日本側は辺野古以外の
移設先検討を米側に打診した場面もあった。しかし、米側は固かった。
「日米合意を崩せば、海兵隊から再び移転の同意を取り付けることは不可能になる」
米側の切迫感は首相にも伝えられていたが、首相は危機感を抱くことなく新たな移設先探しに固執した。
しかし、首相自身が「新たな移設先が簡単に見いだせればいいが、それは難しい」と述べるように、あてが
あるわけでもなかった。
この間、首相発言の真意を問いただす米交渉担当者に日本側は「首相の発言をあまり真に受けない
方がいい」とまで言って、はぐらかすしかなかった。軸が定まらない政府方針の中身は日本側の
交渉担当者にも把握できない、まさに「スペース・イシュー」だった。
15日の基本政策閣僚委員会では、社民党の福島党首の抵抗で、移設先決定の期限を区切る
こともできなかった。これを受けて、日米外交筋は、「米側が年内交渉に応じる可能性はない」と断言。
その上で、こう予想してみせた。
「来年2月には2011会計年度予算から在沖縄海兵隊8000人のグアム移転事業費が消え、
普天間飛行場の改修費が盛られるかもしれない。日本側の合意破棄を理由として、普天間
返還そのものがなくなるということだ」
米政府関係者によれば、「海兵隊は便利な普天間に居続けたいのが本音。日本の足踏みに
彼らは乾杯しているだろう」という。(抜粋)
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