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・民主党の小沢一郎幹事長が率いる第16回「長城計画」訪中団が12月、北京を訪れた。
今回は現役議員143人を含む総勢630人という空前の規模。胡錦涛主席は議員一人ひとりと
握手するサービスぶりだった。初めて中国を訪れた28歳の横粂勝仁・衆議院議員らの目を
通した4日間の北京滞在をリポートした。
10日夕方、冬の日が落ち始める頃、人民大会堂では胡錦涛主席が小沢幹事長ら民主党
議員たちと会談を行っていた。天安門の斜め向かいにある人民大会堂は、中国の国家レベルの
宴会・会議所である。直径2メートル、高さ25メートルの巨大な大理石の門柱の向こうには、
中央ロビーの天井から吊るされた複数のシャンデリアがまばゆく黄色く輝く。柔らかい赤絨毯の
上には、集合写真の撮影に使うの金属製の踏み台が扇形に並べられた。そこから左に曲がると、
会談が行われている応接間に突き当たる。木製の扉には牡丹の花のレリーフが施されていた。
胡錦涛主席が入ってくると緊張感が走る。議員たちに胡主席と握手をすることが伝えられた。
すると、「ドーッ」とよどめきと共に議員たちが我先に並んだ。最年少の横粂議員もその列の中にいた。
限りのある時間内に胡主席が何人目まで握手できるのかわからない。
そうした中で自分の番まで回ってくるかドキドキしながら順番を待つ。胡主席は143人全員の
一人ひとりと目を合わせながら握手を交わした。いよいよ横粂議員の番で、じっと握り合う
3秒間。目を見つめる。
横粂議員は「掌の大きさとぬくもりを感じた」「胡主席の器の大きさ、中国という国自体の器の
大きさも感じた」と語った。(抜粋)
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※画像:民大会堂、ドキドキしながら胡主席と握手
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