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民主党の小沢一郎幹事長周辺で、警察の警備当局による厳戒態勢が敷かれている。天
皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見や600人もの小沢訪中団、永住外国人に
地方参政権を付与する法案などをめぐり、右翼団体などが街宣活動を激化させ、インタ
ーネット上でも過激な批判が飛び交っているためだ。先日、イタリアのベルルスコーニ
首相が襲撃されたばかりだが、日本でも不穏な空気が漂っている。
東京・深沢の閑静な高級住宅街にある小沢邸前。すでに、習氏来日前の14日午前7
時には警察官約20人が集結。片側一車線道路に臨時バリケードを2カ所設置したほ
か、パトカー2台と覆面パトカー1台が正門前に陣取り、早朝から周辺は物々しい雰囲
気に包まれた。
午前8時ごろ、右翼団体の第1陣が街宣車4台で到着。約15分にわたり、天皇陛下
と中国の副主席との会見問題などについて、「陛下を政治利用するな」「会見を中止せ
よ」などと、大音量のスピーカーで激しく糾弾。正午には第2陣も到着し、街宣車4台
と先導車1台で、30分間も小沢氏を批判するシュプレヒコールを上げた。
「街宣車の騒音もひどいが、バリケードで道路が封鎖されるたびに周辺の道路は大渋
滞です。バス停も閉鎖され、路線バスが一般車両とともに住宅街を迂回してくるので非
常に危険。西松事件が発覚した3月以降も抗議活動はあったが、今回の方が緊張感があ
ります」(近くの主婦)
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
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