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松本市四賀地区の農家でつくる「四賀有機農業研究会」が、アイガモを
田んぼで放し飼いしてコメを有機栽培する「アイガモ農法」で、除草などの
役目を果たしたカモの肉を買い取ってくれる観光施設などを探している。
今年は不況などを理由にカモ料理を提供する施設の買い取りが激減、
約250羽分の肉が余っている。研究会は「廃棄処分をしては『循環型』の
アイガモ農法の理念に合わない」として、年内をめどに買い取り手の開拓を目指している。
研究会は、有機農業に取り組み地域の特産品を作ろうと2003年に発足。
水稲部会の農家17戸がアイガモ農法に取り組んでおり、今年は水田約4ヘクタールに適用した。
田植えと同時期に卵をふ化させ、今年は5月下旬に計約350羽のひなを水田に放した。
ひなが雑草や害虫を食べることで、地元の四賀有機センターで作った有機肥料だけを使い、
化学肥料や除草剤は一切使わずにコメを栽培できる。
こうして収穫した「アイガモ米」は首都圏などに流通。
通常のコメの3~4割増しの値が付くという。
ただ、大きくなったアイガモは苗を踏み荒らすため、
毎年ひなを放さなくてはならない。稲穂が出るころには近くのため池に移し、
食肉用にするため9月中旬まで飼料を与えて2、3キロまで太らせる。
食肉処理は飯田市の施設で行い、内臓を抜いた状態で冷凍にしている。
以下ソース
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