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★肥満受刑者「おかゆ減量」強制は人権侵害 弁護士会勧告
・大阪刑務所(堺市)が肥満の受刑者らに「おかゆダイエット」を強制したのは人権侵害にあたるとして、
大阪弁護士会は14日、同刑務所に改善を求める勧告書を送ったと発表した。30~50代の
男性受刑者5人が、弁護士会に人権救済を申し立てていた。
弁護士会によると、大阪刑務所は05年末以降、肥満や高血圧などの症状がある5人に対し、
医師の診断を経たうえで「減量目的」を理由に主食の米飯をおかゆに切り替えた。刑務所の
記録では、高血圧の男性(50)には1年4カ月続き、体重が70キロから55キロに減ったという。
弁護士会は、本人が望んでいないのにおかゆを食べさせたのは不当と判断。生命の危険などが
ない限り、本人の意思に反した医療措置をとることを禁じた受刑者処遇法に抵触するとしている。
大阪刑務所の担当者は「勧告書が届いておらず、コメントできない」と話している。
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