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★鳩山政権は緩やかな崩落過程に 統治能力が疑われる普天間問題◇古賀攻(毎日新聞政治部編集委員)
・国民に「格差の是正」を訴えてきた「友愛」の騎士が、実母からの湯水のごとき資金提供に
「驚いている」と他人事のようにのたまうのは笑止千万、滑稽そのものだ。
華麗なる閨閥がもたらした巨万の富に支えられながら、カネの出所に無頓着でいられる人物の
存在を、格差と呼ばずして何と呼ぶのか。
世間には「汚いカネに手を出したわけではないから」との同情論もある。しかし、国民が政党に
年間300億円超もの税金(政党交付金)を出しているのは、政治資金の透明化と引き換えで
あったことを忘れてはならない。カネの清濁にかかわらず、政治資金規正法の精神を理解
できないのなら民主党は即刻、交付金を国庫に返納すべきである。
◇オバマにすれば「鳩山が嘘をついた」
100日間のハネムーン期限を待たずして空気は一変した。鳩山由紀夫政権は、国民に官僚
叩きの快感を味わわせた「事業仕分け劇場」の終了(11月末)をもって、緩やかな崩落過程に
入ったと見るべきだろう。
政治資金スキャンダルだけではない。景気の2番底が迫るなかでの予算編成や、2010年1月
からの通常国会を通じて、政権へのストレスは格段に高まる。その圧迫に耐え得るだけの知力も
体力も決定的に不足していると思われるからだ。
とりわけ鳩山政権の統治能力不足を見せつけたのが、沖縄県宜野湾市の中心部を占拠する
米軍普天間飛行場の移設案件だった。
鳩山首相は「時間をかければかけるほど解決が難しくなる」と自ら表明しておきながら、党首選を
目前に控えた福島瑞穂社民党党首が「重大な決意」を振りかざすと、慌てふためいて「越年決着」へと
舵を切った。そして今さらのように「名護市辺野古以外の候補地はないのか」と、岡田克也外相や
北沢俊美防衛相に対案の検討を指示したのである。
社民党は参院にわずか5議席しかない少数党だ。しかし、この5議席なくして民主党は参院で
過半数を確保できない。(>>2-10につづく)
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