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鈴木寛文部科学副大臣は12月11日、来年度の医学部入学定員増に伴い、今年度の
第2次補正予算で「112億円の手当てをすることで、医師養成体制の強化を図る」と
の考えを示した。設備や機器など環境整備への支援が中心になるという。東京都内
で開かれたシンポジウム「今後の医療政策」で述べた。
文部科学省が公表している増員計画によると、来年度の国公私立大医学部入学定
員(公立大は文科相への届け出)の増員数は360人となる見通し。現在は諮問中で、
18日に開かれる大学設置・学校法人審議会分科会の答申・回答を経て正式に認可さ
れる。鈴木副大臣は、「ほぼこの通りの数字で答申をいただけると信じている」と
述べた。
また、新規医学部の新設については「来年から議論を深めていく」とし、議論す
る場を設けることは決定しているが、その方向性については今後議論するとした。
さらに鈴木副大臣は来年度の診療報酬改定について、大学病院の診療報酬として
の収入は「相当額」引き上がるとの見方を示した。具体的な数字は明言しなかった
ものの、「これまでに病院運営費交付金が600億から200億に減らされてしまった。
そうしたことをカバーし、疲弊を極めている大学病院の立ち直りの兆しとなる実収
入増につながる」改定となるよう、最終的に詰めていると述べた。
運営費交付金については、「削減を止め、ここから『V字』で(上げて)いきたい」
と強調。「ここで下げ止まるということをしないと政権が変わった意味がない。文
部科学大臣以下は(削減方針を掲げる財務省との折衝で)火の玉となって頑張ってい
る」と述べた。
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