09/12/13 13:24:22 0
ソース:毎日新聞
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#社説:天皇の特例会見 誤解招かぬ慎重さを
明日来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見が15日に
行われることになった。
天皇が胡錦濤国家主席の有力後継候補とされる習氏と会見することは
日中親善の観点から意義のあることだろう。しかし、今回の会見は、1カ月
前までに申請するという通常の手続きを経ずに首相官邸の意向を押し通
す形で決定され、これに宮内庁の羽毛田信吾長官が不快感を表明する
という異例の事態となった。
憲法に定められた象徴天皇の国事行為にかかわる問題だけに遺憾で
ある。鳩山内閣の不手際と言わざるをえない。
天皇と外国要人の会見を設定するには1カ月以上前に内閣を通した申
請が必要とされる。この「1カ月ルール」は1995年ごろから慣例化され、
天皇が前立腺がんの手術を受けたあとから厳格に適用されてきたという。
天皇の年齢や健康に配慮してのことだ。
今回の場合、外務省を通じて最初の打診があったのは11月26日という。
羽毛田長官によると、その際は「応じられない」と回答したが、その後も2度
にわたって平野博文官房長官から要請があり最終的に了承した。要請の際、
平野氏は「日中関係の重要性」を指摘し、最後には「鳩山由紀夫首相の指示」
による要請であることを強調したという。
>>2へつづく