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天皇陛下と14日に来日する中国の習近平国家副主席との会見が、1カ月前までに申
請するルールに合わないまま決定したことで宮内庁に危機感が広がっている。羽毛田信
吾長官は11日、「二度とあってほしくない」と不快感を表明。異例の経過説明で舞台
裏を明かした。背景には、各国平等に行ってきた皇室の国際親善が簡単に“政治利用”
されることへの強い危機感がある。
宮内庁と外務省では、各国要人が天皇陛下との会見を希望する場合、多忙な陛下のご
日程調整を円滑に進めるため、1カ月前までに文書で正式に申請するよう求めている。
陛下が前立腺がんの手術をされた翌年の平成16年からはこのルールを厳格に運用。
国の大小や政治的重要性で取り扱いに差をつけることなく実施してきた。
17年にはタイの上院議長の会見要請が1カ月を1日切った段階でされたことがあっ
たが、地震と津波という自然災害の影響だった。ほかに例外はないという。
羽毛田長官は11日に報道陣への説明の場を設け、平野博文官房長官から電話で陛下
と習副主席との会見を実現するよう、2度にわたって強く要請されたことを明らかにし
た。羽毛田長官は1カ月前ルールの趣旨を説明し、理解を求めたが、「官房長官は『日
中関係は重要だから』の一点張りだった」という。
(続く)
■ソース(産経新聞)(白浜正三)
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