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★米大統領は露骨に無関心 鳩山首相「友愛の船」構想
11月の東京での日米首脳会談で鳩山由紀夫首相が持論のアジアでの「友愛の船」構
想を語り始めたところ、オバマ大統領が関心のなさをあらわにして首相の話を中断し、
別の話題を持ち出したことが11日までに明らかにされた。両首脳の対外姿勢の“ミゾ
”を示す傍証として注視される。
首脳会談は9月のニューヨークに次いで第2回が11月13日に東京で催された。会
談は約90分も続いたが、両政府間の協議の内容などに詳しい日米関係筋が明らかにし
たところによると、会談の途中で鳩山首相が「友愛の船」構想を持ち出し、説明を始め
た。「友愛の船」は鳩山首相が「東アジア共同体」創設に向けた環境整備の一環と位置
づけた構想で、自衛艦に自衛隊員だけでなく非政府組織(NGO)やアジア諸国の人た
ちを乗せ、災害救援などに活用する計画という。
ところが同筋によると、オバマ大統領は鳩山首相が説明を続けている最中に、話を
露骨に遮る形で発言し、在日米軍など日米安保にかかわるテーマを持ち出し協議を続け
た。このため鳩山首相の「友愛の船」についての語りかけは完全に中断される形になっ
たという。
(続く)
■ソース(産経新聞)【ワシントン=古森義久】
URLリンク(sankei.jp.msn.com)