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■精子のゲノムにカギ
この違いは、第9染色体の遺伝子「Rasgrf1」にあると河野教授らは考えている。
この遺伝子は出生後の成長に関係しており、通常は父親側の染色体に由来する。
このため、この遺伝子によって、ほ乳類のメスがオスよりも長生きする理由を説明
できる可能性があるという。
寿命に関する理論の1つは、次のようなものだ。オスは繁殖競争に勝ち抜くため体
は大きくなり、多くの遺伝子を大量にばらまく。その代償として、寿命は短くなる。
一方のメスは、このような遺伝子を消耗する競争に参加する必要はない。その代
わり、出産や子育て、子どもを外敵から守る必要があるため、エネルギーを温存し、
生殖における生産性を最適化していると考えられる。(c)AFP