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【主張】天皇と中国副主席 禍根残す強引な会見設定
政府は、中国の習近平国家副主席が14日来日し、15日に天皇陛下と会見すると発表した。
中国側の会見申し入れは通常の手続きを踏まず、鳩山由紀夫首相の指示で会見を
実現させるよう宮内庁に要請したことも明らかにされた。政治的利用ともいえ、
将来に禍根を残しかねない。
陛下と外国要人との会見は、1カ月前までに文書で正式申請するのがルールである。
だが、中国側の申請が来日までに1カ月を切った11月下旬だったため、外務省はいったん、
陛下との会見は認められないと伝えた。これが主権国家として当然の対応だった。
ところが、中国側が納得せず、「習副主席訪日の成否がかかっている」として、
なおも陛下との会見を要求した。民主党の小沢一郎幹事長が鳩山首相に会見の実現を働きかけ、
首相が平野博文官房長官に会見を実現できないかの検討を指示したという。
中国の要求の理不尽さは、言うに及ばないが、これを取り次いだ小沢氏や鳩山首相の対応も
極めて問題である。
(中略)
今回、鳩山内閣がルールを無視してまで中国の要求を受け入れたことは、
中国側に「日本には無理を言えば通る」とのメッセージを与え、
今後の対中交渉で足元を見透かされる恐れがある。露骨な「二元外交」も問題だ。
鳩山内閣には再考を求めたい。
MSN産経ニュース 2009.12.12 02:57
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